HIPHOP(ヒップホップ)
ヒップホップダンスは、何十種類もあるダンスの中でもっともポピュラーなジャンルです。時代や流行によって定義が変わってきた上に、ダンサー達によってもダンススタイルの違いが生まれやすいダンスジャンルです。一概にヒップホップといってもダンスの種類が多様で幅があるため定義するのは難しいですが、ヒップホップミュージックで踊られてきたダンスがヒップホップダンスに該当するという認識で考えます。
歴史と照らし合わせてみると、1973年から初期のものをオールドスクール、次にミドルスクール、1990年代頃から現在に至るものをニュースクールと呼ばれます。
一時期話題になったランニングマンもヒップホップの代表的なステップの一つです。
アップとダウンというリズムを使い、ダイナミックに全身を使い自由に表現するのがヒップホップダンスの魅力の一つではないでしょうか。
また、エネルギッシュに全身を使うダンスから、高齢の方がエクササイズ的にダンスを楽しまれるなど、習う層が幅広いのもこのジャンルの魅力です。
LOCK(ロック)
1970年代に誕生したジャンルです。ロッキング、ロッキンとも呼ばれます。激しい動きの途中で、突然カギをかけたようにカチッと止まる動作が入ることから、ロックという名がつけられたと言われています。ダンスの種類としては、ダンス初心者の方にはあまり馴染みがないタイプかもしれません。代表的な動きとしては、指をさす動きの「ポイント」や手をくるくる回す「トゥエル」、驚く動作をして後退し前進する「ストップアンドゴー」などがあります。使われる音楽も1970年代のファンクミュージック、いわゆるブラックミュージックが使用されます。曲名自体は知らないものでも、何気なくドラマの挿入歌として聞いたことがあるような楽曲が多いです。
音楽に合わせて独特な動きをするタイプの振り付けなので、ハマる人はとてもかっこよくハマるダンススタイルです。ヒップホップと違い男性の方がややダンサーの割合は多いですが、近年では女性ダンサーの活躍が見受けられる、こちらも男女ともに人気のあるダンスジャンルです。
HOUSE(ハウス)
ハウスダンスとは、ハウスミュージックで踊る、ステップ主体のダンスです。
一般の方ですと、trfのSAMさんが踊っているダンスと言えばしっくりくるでしょうか。
1980年代後半にNYのCLUBダンサーたちによって作られたこのダンスは、かつてはステップ中心のスタイルとフロアムーヴ(アクロバティックな大技)中心のスタイルに分かれていたが、次第に合わさり、現在ではステップもフロアも踊られています。
このステップやターンに重きを置いて踊られるようになったハウスのスタイルを「ロフティング(LOFTING)」と呼び、上半身を使った前ノリでリズムを切るように強調するスタイルをジャッキング(JACKING)と呼びます。
HIPHOPカルチャーと深く関わる他のストリートダンスと比べると、ハウスという音楽はディスコミュージックのように人種を超えた音楽であった為、様々な人種に愛されました。その為、民族舞踊的な動き(サンバ、サルサ、カポエィラ、ソウル、ファンクなど)が多く含まれており、より自由度が高いのです。
BPM(音のスピード)が速いことから、HIPHOP同様エクササイズとして習い始める方も多く、このジャンルも幅広い層の方に楽しまれているダンスの一つと言えます。
JAZZ HIPHOP(ジャズヒップホップ)
読んで字のごとくJAZZダンスとHIPHOPダンスを組み合わせたジャンルです。
JAZZダンスが踊りのベースにありつつ、HIPHOPダンスのテイストが混合するダンスです。一重にJAZZ HIPHOPと言っても踊り手の表現によって、JAZZ HIPHOPダンスの定義は異なります。
JAZZ系と呼ばれるダンスには、ジャズファンク・ヒップホップジャズ・R&Bジャズ・ストリートジャズ・スロージャズなどと多様な表現媒体となっています。
上記で挙げたジャンルにはどれも明確な定義がなく曖昧です。
その自由度こそ、このジャンルの魅力の一つと言えるでしょう。
ダンスの種類はまだまだある!その違いはあなたの目で
ダンスに縁がなかった方でも、一度は聞いたことや見たことのありそうなものを、当スクールで習えるダンスの中より選定しご紹介させていただきました。テレビCMやミュージックビデオなど、何となく見ていたダンスの振り付けや音楽の違いに注目してみると、今までは見えてこなかった新しい発見や楽しみ方があるかもしれません。ここで紹介したダンスの種類はほんの一部なので、より深いダンスの世界はぜひあなたの目で確かめてみてくださいね。